台風に備えてしておくべき事前準備

 「出勤に危険が伴なう場合」は例外だが、台風の影響を考慮しつつ出勤する場面は少なくない。そうした状況では、仕事に悪影響が出ないよう可能な限り事前準備することを心がけよう。

■台風に備えた事前準備① ~交通機関の乱れを想定/迂回ルートの確認~
 台風上陸で交通機関が乱れているとき、なかなか落ち着いて確認できないのが「迂回ルート」だ。
 前日に確認しておくことで、「迂回ルートだといつもより30分時間がかかるので、早めに準備をしておこう「」などと余裕を持つことができる。

■台風に備えた事前準備② ~出勤状況についての連絡先を確認しておく~
 また、「出勤が難しい場合は誰に連絡をするべきか」ということも事前に考えておくといいだろう。
 連絡する上司が明確ではない場合、前日までに必ず確認しておこう。
 また、台風の状況によっては「どれだけ対応策を練っていても出勤できない」ということもあるだろう。


 そんなときは、
・利用沿線はいつから止まっていて復旧の見込みはないのか
・出社できないことによってトラブルが発生する仕事はないか
・自宅対応の許可が出た場合はどのような作業が可能か

 など、共有すべき情報をしっかりとまとめた上で報告を入れることを心がけよう。

■台風に備えた事前準備③ ~天候に合わせて業務時間を調整する~
 「台風が通過するから午後になれば出勤できる」など、天気予報をもとに前日の段階で台風による影響を判断できるケースもある。
 その場合は、午前中に入っていた商談を別日に変更したり、社内ミーティングを午後にずらすなど、事前に関係者に連絡を取り業務の調整を行なうといいだろう。

 「台風」は、企業・従業員の双方にとって対応が難しい事象である。
 どんな状況であれ、可能な範囲で対応を行なうことはビジネスパーソンとして非常に重要である。しかし、無理をするあまり怪我や事故を招いてしまっては元も子もない。
 企業は従業員の「安全第一」を念頭に置き、従業員は企業の指示や台風の状況に合わせて臨機応変に対応することを心がけよう。