ドイツのビジネスマナー①

プロフェッショナルに対応する

ドイツには新入社員であっても遠慮せず、自分がしたいことを積極的に提案する人が多いと思います。日本の会社の場合、入社したらまず上司や先輩がやっていることを真似て、きっちり覚えてから次のステップへ移る。しかし、そうこうしているうちに業務の中に取り込まれ、入社した頃に何を考えていたか、何を変えたいと思っていたのかを忘れてしまいがちです。

一方、ドイツではそのようなことはありません。極端な例ですが、入社2日目に「このオフィスの家具が気に入らないから替えてほしい」と言った人もいるほどです。ドイツで求められる人材は、その職種の業務を完璧にこなせる人。だからこそ、「私はこの会社でこれをやりたい、こう変えたい」と言いやすいのかもしれません。日本人は「会社が社員を育てる」という風習から遠慮しがちですが、ドイツでは指示を待つより、「自分が会社を改革してやろう」というくらいの積極的な姿勢でいた方が良いでしょう。


http://www.newsdigest.de/newsde/features/5822-business-manner-and-communication.html