14 肘をつく癖が、ジャケットの消耗を早める。

ジャケットを長持ちさせたければ、肘をつく癖に要注意です。

ある程度スーツを着用していると、肘の部分がてかってきます。

仕事中に考え事をしているとき、肘をつくことがあるでしょう。

何度も肘をついていると、圧迫によってだんだん生地が薄くなり、てかってくるのです。

 

さて、圧迫によるてかりなら、まだいいのです。

アイロンの蒸気を当てたり、ブラッシングをしたり、ベンジンを使ったりなど、対処方法はいくつかあります。

元に戻す方法があるため、後から何とかなるのです。

本当に気をつけたいのは、摩擦によるてかりです。

摩擦によるてかりは、残念ですが、元に戻すのは不可能です。

肘当てタイプのジャケットなら、取り換えが可能ですが、一般的なジャケットの場合、元に戻すのは絶望的でしょう。

生地がすり切れてしまえば、もうどうしようもありません。

いくらブラッシングをしても、いくらアイロンの蒸気を使っても、失われた繊維は、もう元には戻らないのです。

肘の摩擦を防ぐためにも、普段から、できるだけ肘をつく癖をやめたほうがいいでしょう。

肘をつくと、大なり小なり、摩擦が発生します。

特に肘をつきながら、ずるずるこするような動きは、要注意。

摩擦によって肘の部分がすぐすり切れてしまい、一気にジャケットの寿命を縮めるのです。

いま一度、自分の普段を振り返り、肘をつく癖がないか確認しましょう。

肘をつきたければ、腕の第1関節と第2関節の平らな部分を机に接触させるくらいが賢明です。

またどうしても肘をつきたければ、タオルやパームレストなどを利用するのもいいでしょう。

できるだけ肘の摩擦が小さくする工夫をしたほうが、ジャケットも長持ちするのです。

まとめ
スーツを長持ちさせるお手入れ その14
できるだけ肘をつく癖は、やめる。

https://happylifestyle.com/15601

 

よくな癖をなくします。