13 スーツの膝や肘のてかりを、何とかしたい。

スーツを長く着用していると、だんだん膝や肘の部分がてかってくることがあります。

原因は、圧迫です。

肘や膝は、圧迫によって繊維が押しつぶされやすい部分であるため、てかりやすくなる特徴があります。

てかりがあまり目立つと、みっともなく見えてしまいます。

もちろんてかりも、対処法があります。

 

ただし、摩擦によるてかりは、生地が削られているため、対処は不可能です。

てかりに対処できるのは、圧迫によるてかりの場合です。

圧迫によるてかりを直すためには、いくつか方法があります。

蒸気を使う方法
最もシンプルな方法は、アイロンの蒸気です。

軽微なてかりなら、アイロンの蒸気を少し当ててからブラッシングすると、ある程度元に戻す効果があります。

蒸気が乾燥するときに生地も伸び、てかりが緩和されるのです。

ベンジンを使う方法
ベンジンは、しみを落とすときに使う道具として知られていますが、てかりにも使えます。

少量のベンジンをタオルにつけて、てかっている部分を軽く押さえましょう。

その後に、ブラシでブラッシングをすると、生地に自然な状態がよみがえり、てかりが消えていきます。

 

ただし、ベンジンは引火性が強いため、取り扱いには十分注意しましょう。

アンモニアを使う方法
洗面器いっぱいの水に、大さじ1杯のアンモニアを溶かします。

そのアンモニアを溶かした液で布を絞り、てかっている部分を軽く押さえましょう。

最後に、その布を当て布にして、アイロンをかけると消えます。

酢を使う方法
アンモニアがなければ、代わりに酢を使うこともできます。

手順は、アンモニアと同じです。

まとめ
スーツを長持ちさせるお手入れ その13
圧迫によるてかりの対処方法を知り、効率よく対処する。

 

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テカっているスーツはかっこ悪いので対処しましょう。