関係を深める使える話題

会話の糸口を見つけるために、季節・ニュース・映画などきっかけに使えるネタがあります。それほど親しくない相手ならばそれでもいいのですが、何度も顔を合わせている人に対して同じ話題ばかりでは能がありませんね。
もっと相手との距離を縮めたいとしたら、少し踏み込んだ話題をするほうがいいでしょう。今回は、相手との関係を深めるのに、さりげなく使える話題をご紹介します。

 

●自然に会話しやすい共通のネタ

挨拶程度の会話ならば自然に出来る関係を築けたら、今度はどんな話に広げていくのがいいでしょう。
「こんにちは。今日はいい天気ですね」
「昨日のニュースでみましたが……」
「テレビで宣伝していた映画ですが……」

このような会話のきっかけ作りが出来るなら、さらに相手との関係を円滑にするために、もう少しプライバシーへ踏み込んだ話をしていきます。
そうは言っても、いきなり根掘り葉掘り聞くと相手は警戒してしまいます。今までとは違う会話のアプローチが必要ですね。そんな時に使えるのが「国民の休日」。たとえば「ゴールデンウィーク」「夏休み」「冬休み」「お正月」といった、誰にも関心を持たれやすい共通のネタです。
休日の話題はプライベートな領域の話です。さり気なく聞くことが出来るのは「特別な国民のイベントの日」だからです。

「先週の休日にはどうしていましたか?」と尋ねるのは、相手との関係によっては唐突になりすぎてしまいます。

ところが……
ゴールデンウィークですね。何かご予定はあるのですか?」
「夏休みは何日くらい取ることが出来るのですか?」
「お正月は、ご家族とご一緒ですか?」

こんなプライベートな質問でも、不自然な感じを持たれずにさりげなく答えてもらえたりします。それは今までよりも相手のプライベートゾーンに足を入れることが出来たことになります。すると共通の話題も見つけやすくなり、次のタイミングでの会話がスムーズに運びます。
もし相手が話したがらない場合は、決して無理強いせずに話題を変えましょう。プライベートを話したくない、という考えの人もいます。しっかりと反応を見ながら話をすすめていくことが大切です。

 

●事前に予定を、後で報告を聞く

もっといい関係を築くため、効果的に話題を使うにはイベント(ここでは国民の休日)前後の会話が重要になります。イベントの前には「どのようにするのか予定を聞き」、後で「どうだったのかと報告を聞く」ことです。

(例)ゴールデンウィーク
■イベントの前には……
A:「ゴールデンウィークですね。何かご予定はあるのですか?」
B:「家族で、私の実家へ行こうと思っているんですが……」
A:「それは楽しみですね」

こんなやり取りがあったとします。(あまり親しくないうちには色々と聞かない方が無難です)

■イベントの後では……
A:「ゴールデンウィークいかがでした? ご実家に行かれたんですよね」
B:「そうなんですよ。混んでいたので大変でしたが……」
A:「それは大変でしたね。ご実家ではゆっくりできましたか?」
B:「ええ、おかげさまで……」「Aさんは、どうしていたんですか?」
A:「私はどこにも行かず自宅でゆっくりしていました……」

イベントをはさんで再会したら、相手に報告してもらいます。以前に話したことを踏まえ、まるで会話の続きを話すようにです。しばらく時間が空いてしまっても「あ~そうそう、ゴールデンウィークにご実家に行かれるって言っていましたが、いかがでしたか?」と思いだしたこととして話せば大丈夫です。不思議なもので話の流れが続いていると、その間の時間を埋めることで関係が深まったような気がしてくるものです。
仕事先の人と仕事以外の話題で話せると、ふと本音が聞けたり仕事にも役立つはずです。まずは、プライベートの話を引き出しやすい話題を使って良い関係を築いていってください。


https://allabout.co.jp/gm/gc/291892/2/


仕事先の方と仕事以外のことで盛り上がれること大事ですね。