会社関係の弔事(葬儀・通夜)マナー 弔電や服装は?③
葬儀のお手伝いをする場合
勤めている会社の社長や上司の家族が亡くなった際には、通夜や告別式の手伝いに呼ばれるケースがあります。受付や駐車場の整理、式場への誘導などが主な仕事になりますので、進んで協力しましょう。
現場では、人前でスマホを操作したり、駐車場の陰で煙草を吸ったりしないように注意します。場所柄、笑顔を見せることもやめましょう。参列者や遺族から「礼儀を知らない社員だ」といったクレームが届きかねません。
香典の表書きはどう書くか
香典袋は薄墨で表書きをするのがマナーです。薄墨には「涙で字が薄れてしまった」という意味が込められています。
水引の上中央に「御香典」「御仏前」などの表書きを書きます(最近は印刷してある場合は大半です)。
氏名は水引の下中央に表書きよりも少し小さな文字で書きます。
裏面には、下段に差出人の住所と金額を書きます。中包みがある場合は、住所や金額は中包みに記入し、裏面には何も書かないで大丈夫です。
この書き方が悩みました!最近はコンビニで御香典を買うと、書き方等が記載されているので助かります(・∀・)ナイス!
でも常識として知っておきたいですね!
香典の金額の相場
専門機関のデータによると、仕事関係では3000円、5000円、1万円のいずれかが相場となっています。お付き合いの程度によって異なりますが、5000円以上を目安にしたほうがよいでしょう。なお、香典の金額には4と9のつく額は避けてください。
お焼香は役職の上位者から
社内から複数の参列者がいる場合、受付・焼香の順は、役職上位の人からになります。
焼香の形式には立礼焼香と座礼焼香があり、お香の種類も抹香と線香があります。回数も宗教や宗派によって変わりますが、通常は2~3回。会葬者が多い場合は1回の場合もあるので、現場で対応してください。
お焼香の手順は、
- 両側の人に会釈をして、焼香台へ。遺族、僧侶に一礼した後、遺影にも一礼する。右手の親指、人さし指、中指で抹香をひとつまみして、横にある香炉へ静かに落とし、くべる。
- これを2~3回行ない、合掌・礼拝したら2歩後退して、一礼して下がる。