日本とアメリカのビジネスマンの働き方の違い②
時間の使い方が上手い。
アメリカ人は早朝会議が好きです。
みんな忙しくて定時間内ではメンバーが揃わないためです。
日本であれば定時後に残業して会議ということになるのでしょうが、「ディナーは家族揃って食べるもの」という意識が強いアメリカでは、残業で帰りが遅くなるよりも、早朝に出社する方を好む人が多いのです。
早朝会議は、筆者も経験がありますが、定時後に疲れた頭で会議するよりも、朝一番のすっきりした頭で会議する方がはるかに生産性が高く、効率的な時間の使い方だと思います。
余談ですが、早朝会議では、朝食代わりにドーナツとコーヒーを用意するのがアメリカの定番です。
得意先との会食や接待の場合、日本では、夜に料亭やレストランでというケースが多いですが、アメリカではビジネスランチが一般的です。
ランチの方が、コストも安いし、時間も短く済みます。
これも効率的な時間の使い方ですね。
最近、日本では長時間残業が問題になっています。
人手不足が最大の原因ですが、「上司や同僚が残業しているのに自分だけ先に帰るのは申し訳ないので」という「つきあい残業」や、「常態化で残業するのが当り前」になってしまった「ダラダラ残業」も一因と言われています。
アメリカ人の「効率的な時間の使い方」は、日本の「働き方改革」を考える上でヒントになるでしょう。