間違いやすい敬語④
シーン4:「相手にお願いしたい時」に間違いやすい敬語
×〇〇してください
ご確認してください、ご利用してくださいなどを丁寧な言い方として使う人もいますが、この表現は間違い。正しくは、「ご確認ください」、「ご利用ください」です。癖になっている場合も多いので、「して」を抜くように意識しましょう。
×お名前をちょうだいできますか
「ちょうだいする」は「もらう」「受け取る」の謙譲語です。ところが、名前はもらうものではないため間違い。「お名前をお聞かせいただけますか?」「お名前をうかがってもよろしいですか?」が正しい言い方です。
×どういたしますか
「いたす」は「する」の謙譲語なので、お客様や目上の方には使いません。正しくは尊敬語「なさる」を使った「どうなさいますか」「いかがなさいますか」です。
×ご持参ください
「持参」は「持って参る」という謙譲語で、自分がへりくだって言う時に使います。相手に持って来るように頼む時は、尊敬語を使い「お持ちください」「お持ちいただけますか」が適切です。